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自分のためのアウトプット

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Apr
23rd
Fri
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ゲーム初心者のための3Dアクション

 スーパーマリオギャラクシーは、3Dゲームの苦手な人のためにデザインされたそうだ。ゲームを実際にプレイしてみても、なるほど、たしかに初心者への配慮が随所に見られると同時に、64時代と比べると、マリオのアクションはますます洗練されている。

 特に特徴的なのが、スピンの存在だ。これがマリオに組み込まれたのを知ったときは、思わず、クラッシュ・バンディクーの偉大さに思いを馳せてしまった。クラッシュもまた、スピンを基本的な攻撃手段として利用するアクションゲームだった。

 スピンがどうして優れているのかというと、それは攻撃判定が明確だからである。判定のわかりやすさは、ゲームとしてのストレスのなさに直結する。特にマリオのようなジャンプを駆使するゲームでは、カメラがつねにプレイヤーを見下ろすわけではないから、どこに判定が出るのかがわかりにくい。これを解決するためには、シンプルな判定を持った攻撃——すなわちスピンが重宝される。

 加えて言えば、スピンとはすなわち、慣れないうちは把握しづらい3次元を、2次元と1次元に分かつものでもある。プレイヤーに対して重力が働く方向をz軸方向とすると、スピンの判定はxy平面に合わせて出現する。マリオがいるのと同一平面上にある敵を倒す方法がスピンであり、そうでないのがジャンプなのだ。

 3Dを3Dのまま認識しない、頭の中で処理しないのは、ゲームになれた人なら誰でもやっていることである。2Dゲームならば万人が楽しめたのに、3Dになった途端に、その過剰な情報を処理しきれない人が続出する。それは3D空間の認識の仕方を知らないからである。

 3Dを2Dと1Dに分割することによって、ゲームの理解が容易になる。それはキャラクターの動きだけではなく、ステージの設計にも言えることで、足場や地面を常に重力に対して垂直に設定する、たったそれだけのことでも、プレイヤーは自然のうちに「重力軸方向に移動するためにはジャンプするしかない」と学ぶ。小さな積み重ねが、3Dを理解する上でヒントになる。

 このようなゲームデザインはもちろん、3Dでしかできない空間の表現や、ゲームの自由度をおざなりにするものだ。しかしながら、あくまで3Dゲームの初心者にとっては、そういったヒントをちりばめることが、多大な手助けになるだろう。